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【三連休直撃台風19号】全国的に『警報級の大雨・暴風』のおそれ

こんにちは!
気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。

連日お伝えしている台風19号ですが、三連休への直撃は避けられない状況となってきました。
すでに、全国の広い範囲で、警報が発表されるレベルの大雨と暴風が予想されています。
最新の見通しをお伝えします。

『非常に強い』勢力で列島接近のおそれ

台風19号は、8日(火)15時現在、『大型』で『猛烈』な勢力で日本のはるか南、マリアナ諸島付近を北上中です。

中心気圧は915hPaとかなり低く、連日申し上げていますが、かなり危険な台風です。

台風の雲の様子を見ると、雲域の円形度(真ん丸具合)がよく、らせん状に渦を巻いています。

このように真ん丸で、渦をしっかり巻いているのは、勢力の強い台風の典型的な雲の形です。

今後も北上を続け、11日(金)~13日(日)にかけて日本付近に近づいてきます。

予報円が大きいので、西日本に上陸する可能性もあれば、東日本に上陸する可能性もあり、また、上陸せずに本州の南の海上を東進していく可能性もあります。

いずれにしてもサイズが大きい台風なので、中心から離れていても大きな影響が出ることが考えられ、油断できません。

中心気圧に注目すると、やや勢力を落としつつ北上してくるものの、それでも、本州・四国に近づくタイミングの12日(土)の中心気圧は940hPaで『非常に強い』勢力を予想しています。

その後、13日(日)15時の中心気圧は980hPaとだいぶ気圧が上がっていますが、これは上陸により台風のエネルギー源となる水蒸気を補給できなくなり衰弱、もしくは、水蒸気の少ない海面水温の低い海域に達して勢力が次第に衰えることを見込んでいるものと思われます。

ですので、仮に本州・四国のどこかに上陸するとしたら、940hPaより気圧が高いとしても、先日千葉市に上陸した台風15号の960hPa程度(このときの勢力は『強い』)で上陸することは十分に考えられます。

台風15号の被害からわかるように、本州付近に近づく台風としてはかなり危険な部類ですし、過去の例を見ても、本州付近に近づく台風では『最強クラス』と言ってもいいかもしれません。

三連休前半は全国的に大荒れ~警報級の大雨・暴風~

11日(金)から13日(日)は、全国的に大荒れとなるのは、ほぼ間違いない感じになってきました。

東京や名古屋の12日(土)は、傘がひっくり返っていますが、『暴風雨』マークです。

台風19号による大きな影響を加味した予報になっています。

そして、どのあたりで、いつ、特に危険なのか気になると思いますので、現時点での予想をご覧いただきたいと思います。

下の画像は、早期注意情報といって、現時点で警報が発表されるくらいの現象が予想される地域に色が塗ってあり、さらにその可能性(確率)の高低を示しています。『警報級の可能性』といったりもします。

警報級の可能性『』とは、70%程度以上の確率で警報を発表、『』とは30~70%程度の確率で警報を発表する可能性があることを示します。

僕の経験上、現象(今回の場合は台風の接近)が予想される3日も4日も前から『高』の予想となっているときは、高確率で警報が発表されます。

それでは、日にち別、警報別に見ていきましょう。

【12日(土)大雨警報】

四国~東北の広い範囲で、大雨警報発表の可能性があります。

特に可能性が高いのは、関東など東日本です。

【13日(日)大雨警報】

日曜日になると、台風の北上が予想されているため、東日本と東北の広い範囲で大雨警報の発表の可能性があります。

しかも、その可能性は高いです。

大雨に慣れていない東北(大雨のもととなる暖かく湿った空気が流れ込みにくいため)は、東日本や西日本よりも雨量が少なくても災害が起こる恐れがあるので、大雨警報が発表されます。

台風は山沿いか平地か、北か南かほぼ関係なく大雨をもたらす危険な雨雲の塊ですので、相当危険であることがおわかりいただけますよね。

次に、暴風警報です。

【12日(土)暴風警報】

サイズが大きいだけあって、九州~東北の広い範囲で暴風警報発表の可能性があります。

暴風警報が発表されるということは、交通機関に影響が出る暴風が吹き荒れるのはもちろん、大きなトラックが横転したり、倒木、電柱が倒れるなどの被害も考えられます。

当然、イベント等も中止ですね。

【13日(日)暴風警報】

東日本と北日本の広域で、暴風警報発表の可能性が高いです。

これを見るだけでも、台風が相当な勢力で迫ってきそうだということがわかりますね。

地域別の見通し

最後に、現段階での地域別の大まかな見通しについて書いておきますね。

【小笠原諸島】

  • 9日(水):次第に風が強まる(最大瞬間風速30m/s)。海は大しけ。
  • 10日(木)~11日(金):大荒れのおそれ。海は猛烈なしけ。

【大東島・奄美】

  • 10日(木)~11日(金):海は大しけ。

【 西日本 】

  • 11日(金)~12日(土):太平洋側中心に警報級の大雨、海は大しけ。
  • 12日(土):台風の動向によっては大荒れのおそれ。

【東日本・北日本】

  • 12日(土)~13日(日):大荒れのおそれ。太平洋側中心に海は大しけ。

9日(水)と10日(木)は広い範囲で晴れますので、台風への早めの備えをしておきましょう。
備えておいた方がいいこと、買っておいた方がいいものなど、以下の記事に書きましたので、参考になさってください。

参考記事:台風への備え~接近前と接近時~

関連記事:【台風19号】三連休前半大荒れ~どこに進む?予報円の大きさの秘密を明かす~

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