こんにちは!
気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。
毎日、私小林の予報をお伝えする『マイ天』。
18日(土)のポイントはコチラ!
注意ポイント
・雨・風強まり広く大荒れに。
・特に、東海、関東甲信、伊豆諸島、東北で大雨警戒。
・非常に強い風も吹き荒れ横殴りの雨に。海沿いは台風が来たときのような荒れ方も。
・躊躇せず避難を。
詳しく解説します!
低気圧の挟み撃ち
18日(土)は、日本海と太平洋に2つの低気圧が進んできます。
日本列島は低気圧の挟み撃ちに合うということで、雨雲から逃げ場がない状況です。
そして、ただ雨の範囲が広がるだけではなく、危険な天気になりそうなんです。
その理由が以下の3つです。
ポイント
・それなりに低気圧が発達する。
・低気圧に向かって大雨の原因となる暖かく湿った空気がたっぷり流れ込む。
・日本海の低気圧は上空に強い寒気を伴っている
低気圧が発達するということは、暴風が吹き荒れる恐れがあります。
暖かく湿った空気がたっぷり流れ込めば、それだけ大雨になる材料がたっぷりということで、災害が起きてもおかしくない降り方をする所もある見込みです。
また、上空に寒気が流れ込むということは、積乱雲がより発達しやすくなるので、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要となります。
18日(土)は、全国の広い範囲で荒れた天気となる恐れがあるため、警戒が必要です。
雨・風強まり大荒れに
18日(土)は、北海道と沖縄は晴れのち曇りです。
東北〜九州は広い範囲で雨が降り、荒れた天気となる見込みです。
詳しく時間ごとに解説します。
【未明】
18日(土)に日付が変わって未明。
近畿付近はぽっかりと雨雲がないですが、関東甲信や中国、四国、九州は広範囲で雨です。
特に九州南部や高知県、徳島県南部では雷を伴いどしゃ降りの雨。道路が冠水するような雨の降り方をするおそれがあります。
【朝】
近畿付近は雨のピークを迎えます。
長時間大雨になることはないですが、朝は雷を伴いザーザーと降る時間がありそうです。
中国、四国、九州は、次第に雨がやんできます。
【昼】
東海や関東甲信は、午前中〜昼過ぎ頃が大雨のピークとなります。
【夜】
宮城県など東北太平洋側は、夕方〜夜が大雨のピークになります。
午前中降り方が弱くても、油断しないでください。
特に雨量が多くなりそうなのは、東海、関東甲信、東北太平洋側です。
下図の色でイメージしてみてください。
色が赤っぽい所ほど、大雨の危険がある所です。
具体的な予想雨量は、以下の通りです。
上記地域では、土砂災害や低い土地の浸水、道路冠水、河川の氾濫の恐れが考えられます。
また、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要です。
そして、東北を中心に、全国の広い範囲で非常に強い風が吹き荒れ、横殴りの雨となりそうです。
台風が来たかのような、そんな感覚になる地域もあると思います。
この前の月曜日よりもさらに、荒れ模様になる可能性もあります。
台風のときの備え方も、参考になるかと思います。
↓↓↓
雨のわりにはそこそこ高めの気温 風の冷たさあり
朝の最低気温は、全国的に金曜朝より高くなります。
日中もものすごく冷えるというわけではありません。
ただ、風+雨で、『暖かい』という感覚でもない。
難しいところです。。
天候的にも社会情勢的にも外出は控えていただきたいところですが、お仕事等で外出される方は、風を通しにくい服装がおすすめです。
この先スッキリせず
この先、来週にかけてスッキリしない天気の日が多いです。
19日(日)も日本海側や北日本を中心に曇りや雨。
関東や東海、西日本太平洋側は、日中は晴れる時間があり、風も弱まるので、洗濯のチャンスかと思います。
晴れ間が出るので、東京は最高気温23℃と、初夏の陽気になりそうです。