こんにちは!
気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。
12日(木)は、日本海側の雨や雪も次第にやみ、穏やかな天気になる所が多いでしょう。
ただ、朝は水曜朝と比べると、かなりヒンヤリします。
詳しく解説します。
冬型緩む
12日(木)は、西日本から東日本付近に高気圧が移動してきます。
冬型の気圧配置が緩むため、日本海側の雨や雪もやむ所が多いでしょう。
また、等圧線の間隔もだいぶ開くので、風が弱まる所が多いです。
ただ、北日本はどちらかというと等圧線の間隔が狭いので、海沿い中心にやや風が強く吹く見込みです。
日本海側も回復 広い範囲で晴れ
関東から西は、晴れマークひとつ。
各地とも文句なしの青空が広がります。
花粉症の方は、引き続き辛い一日になりそう。
新潟や札幌など日本海側は雨や雪のマークが付いていますが、日中はやんできそうです。
時間ごとに詳しく見ていきましょう。
【朝】
新潟県や東北日本海側は、雪の降る所があるでしょう。
関東から西や、北日本太平洋側は、広い範囲で晴れる予想です。
【昼】
日本海側の雪も収まり、全国の広い範囲で晴れるでしょう。
ただ沖縄は曇り空で、夕方以降はにわか雨の可能性があります。
【夜】
北海道の日本海側は、西からやってくる雪雲がかかる可能性があります。
落雷にも要注意です。
暖かすぎた水曜朝と比べ大幅ダウン
朝の最低気温は、暖かすぎた水曜朝と比べると全国的に大幅に低くなります。
原因は放射冷却の強まりと寒気の流れ込みです。
これで各地平年並みか4月上旬並み。
水曜朝がかなり暖かかったぶん、平年並みの気温でも寒く感じてしまうかもしれませんね。
関東から西の方はダウンコートまではいかなくても、冬物のコートを着て出かけた方が安心な気温です。
記事:放射冷却のメカニズム~実は身のまわりでも起こっています!~
日中の最高気温は、水曜日に今年初めて20℃を超えた東京で大幅ダウン。
とはいえ、16℃と4月上旬並みの暖かさです。
北日本も3月下旬並みの暖かさの所が多いです。※風はあるので服装注意。
雪どけが進みますので、河川の増水やなだれなどにご注意ください。
さくら開花カウントダウン
13日(金)は、全国的に天気が崩れます。
北海道や東北北部は、ずっと降るわけではないですが、急に雨や雪の降り方が強まったり、雷の鳴るおそれがあります。
西日本も九州南部や四国で雨の予想ですが、雨の範囲が広がる可能性も狭くなる可能性もあるため、天気予報はこまめにご確認ください。
土日はやや寒の戻りとなりますが、東京は13日(金)に19℃。
さくら開花も、いよいよカウントダウンとなりそうです。
東京、土日までには咲きそうだなぁ。
※さくらの開花は、標本木の桜の花が5、6輪開いたのを気象庁の方が確認したら、開花となります。