こんにちは!
気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。
毎日、私小林の予報をお伝えする『マイ天』。
3日(水)のポイントはコチラ!
ポイント
・広い範囲で晴れるも、北海道、東北太平洋側、関東は急な雷雨注意。
・九州は雨で、九州南部は夜には激しい雨のおそれ。木曜日にかけて大雨に。
・関東から西は30℃以上の所も。蒸し暑い。
・この先も、熱中症警戒な日続く。
詳しく解説します!
かろうじて晴れ
3日(水)は、『かろうじて晴れる』所が多いです。
何をもってかろうじてかというと、晴れをもたらす高気圧が日本の近くにないのに晴れるから。
雨を降らせる低気圧が近くにないから、かろうじて晴れるんです。
ただ、さすがに高気圧が近くにいないと、にわか雨や急な雷雨は防げません。
北日本と東日本の上空には寒気が入り、雷雲が発生しやすくなります。
晴れていても天気が急変し、急な雷雨やにわか雨の所がありますので、注意が必要です。
また、梅雨前線の活動が活発になるため、九州南部は、水曜日の夜遅く〜木曜日にかけて大雨となるおそれがあり、災害に対して警戒が必要です。
関東など急な雷雨注意 九州南部は夜から激しい雨
晴れる所が多いですが、降水確率20%以上の所はにわか雨や雷雨がありそうな雰囲気。
また、西日本は、梅雨前線の影響で鹿児島など九州南部のみならず、九州北部や四国でも雨の降る所がありそうです。
時間ごとに詳しく解説します。
【朝】
・広い範囲で朝日が眺められるでしょう。
・ただ、鹿児島県は朝から雨が降っている見込みです。
【昼】
・引き続き広い範囲で晴れて、洗濯日和の所が多いですが、北海道や東北太平洋側、関東は、一部でにわか雨や雷雨となる所が出てきそうです。ご在宅の方は、早めに洗濯物を済ませたほうが良さそうです。お出かけの方は、干しっぱなしは避けたほうがよさそうですね。
・九州は雨の範囲が広がります。
【夜】
・関東は、引き続きにわか雨や雷雨に注意が必要です。降る時間は短いですが、降るときには強く降りますし、雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要です。
・九州南部は夜には活発な雨雲がかかり、激しく降る所も出てきそうです。道路が冠水するレベルの降り方になるおそれもあります。
なお、九州南部は水曜日の夜から木曜日にかけて大雨となる見込みで、つまりは、暗い時間帯にもどしゃ降りの雨が降るということ。
自宅以外の場所に避難を考えている方は明るいうちに。
暗くなってしまったら、自宅の安全な場所で休むようにお願いします。崖から離れた部屋や、2階などですね。
どうか安全にお過ごしください。
熱中症に警戒を!
朝の最低気温は、火曜朝と同じくらいの所が多いでしょう。
最高気温も、火曜日と同じクリアの所が多いでしょう。
25℃以上の夏日の所が多く、名古屋31℃、那覇32℃とこちらは真夏日。
関東から西のここに表示のない地域でも、真夏日となる所がある見込みです。
どちらかというと蒸し暑いという所が多く、特に関東は気温高い、湿度高い、日差し強い、風弱い、という、熱中症のリスクを高める気象条件が揃ってしまっています。
意識的に水分をとるなどの熱中症対策をお願いいたします。
会社や学校が始まり、外に出る機会が増えたと思いますが、今年は暑さに体が慣れていないので、熱中症のリスクが高いと思います。みんなで声を掛け合って予防しましょう。
下に、以前書いた熱中症に関する記事を貼っておきますので、まだお読みでない方がいらっしゃいましたら、参考になさってください。
厳しい暑さ続く
この先の特徴は、厳しい暑さの日が続くということ。
今回は30℃以上を赤文字にしてみましたが、東海から西では金曜日以降、30℃以上の真夏日が続く所が多いです。ここに表示のない内陸の地域は、もっと暑いです。それは、関東にも言えること。東京で金曜日29℃なら、内陸の地域は30℃以上の真夏日なります。
会社や学校が始まり疲れが出ている方もいらっしゃるはず。
疲れていると熱中症になりやすいので、休めるときにはしっかり休んでくださいね。