こんにちは!
気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。
連日、台風19号についてお伝えしていますが、三連休前半の直撃が避けられない状況となってきました。
先日の台風15号の直撃により、千葉県を中心に大規模な停電が発生しましたが、今回はさらに広範囲で大規模停電が発生するおそれがあります。
そこで、この記事では、いまからでも間に合う、自分でできる停電対策について解説します。
ペットボトルで自作照明
まず、停電時に一番困ることは、照明がつかず、あたりが暗くて周りが見えないことですよね。
そこで、簡単に作れる照明の作り方をお伝えします。
まず、水の入ったペットボトルと懐中電灯をご準備下さい。
準備できたら、懐中電灯の上にペットボトルを乗せて、懐中電灯の明かりをつけましょう。
どうでしょう、明るい範囲が広がりますよね!
上記の通り、懐中電灯の上にペットボトルを乗せるため、懐中電灯は細いものより太くて、置いたときに安定するものがいいです。
また、ペットボトルは凸凹しているものの方が、より光が広がりやすいのでオススメですよ。
懐中電灯が用意できないという方は、スマホの上にペットボトルを置いても明るくなります。
ただ、充電が少しもったいないかなぁ。。
なるべく、懐中電灯と、予備の電池を準備しておきましょう。
スマホなどの充電を完了させておく
次に、停電時に情報を得るためにはインターネットの活用が不可欠です。
そのため、スマホは電気が通っているうちに、フル充電させておきましょう。
パソコンをお持ちのかたは、パソコンもフル充電させておくといいですね。
また、スマホやパソコンを充電できるバッテリーも、忘れずに充電しておきましょう。
車のガソリンを満タンに
停電してしまうと、冷暖房が使えなくなってしまいます。
寒い、暑いと感じるときや、就寝時は車の中で過ごすしかないという状況になることも考えられます。
ですので、なるべく、荒天となる前、11日(金)のうちに、車のガソリンを満タンに入れておきましょう。
生ものは調理しておく
停電すると、食べ物にも困りますよね。
非常用の食品は準備しておくとして、すでに冷蔵庫・冷凍庫にある生ものはダメになってしまいます。
ですので、生ものは煮たり焼いたり火を通して、調理しておきましょう。
生の状態よりは、保存が効くと思います。
なお、非常用食品は、最低3日分、できるなら1週間分あると望ましいです。
水をためておく
水を使えなくなることも考えられます。
前日のうちに浴槽に水をためておく、ペットボトルに水をためておくなどしておけば、トイレの水にも使えますし、頭を洗ったり洗顔用などに使えます。
なお、ペットボトルに水をためる場合は、雑菌の繁殖を防ぐために、空気に触れないよういっぱいいっぱいまで水をためた方がいいそうです。
実は、自分も東日本大震災のときに、当時茨城県の実家にいて被災しライフラインが止まってしまったのですが、そのときにたまたまお風呂のお湯を張りっぱなしにしていて、とても助かった経験があります。
やはり、トイレの水に使えたことが一番おおきかったかなぁ。
生ぬるいこともあり、洗顔や頭を洗うにも冷たくなく、お風呂の水を抜かなくてよかったなと思いました。
災害から身を守るには事前の準備が重要
お役に立てる情報はありましたでしょうか。
台風などの自然災害は、どうしてもやってきてしまうもの、避けられないものです。
その自然災害から身を守るためには、事前の準備が重要です。
事前の準備さえしっかりしておけば、7割くらい、命を守れる確率が上がるのではないでしょうか。
今回は停電対策について解説させていただきましたが、ほかにも事前に準備できることはたくさんあります。
以前書いた記事を参考に載せておきますね。
参考記事:台風への備え~接近前と接近時~
そう思うことだけは、絶対にやめてください。
一人でも多く、安全に過ごすことが出来ればいいなと思い、今回の記事を書きました。
どうか皆さん、ご無事でありますように。