こんにちは！ 気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。
毎日の天気予報をお伝えする『マイ天』！ 10月10日(月)のマイ天ポイントはコチラ！
ポイント ・北日本と東日本は大雨警戒 ・全国的に風強まる ・ 南風で汗ばむ暑さに
低気圧発達 雨・風の強まりに警戒を
あす(月)の予想天気図です。
日本海と大陸東岸に低気圧がありますが、
等圧線がグルグル巻きになっており、
低気圧が発達することがわかります。
発達した低気圧が日本の近くにあるということで、
日本付近は等圧線の間隔が狭く、
全国的に風が強まりそうです。
また、発達した低気圧というのは、勢いよく風を吸い込みますから、
低気圧に向かって南からは雨雲のもとになる湿った空気が勢いよく流れ込みます。
このため、風に強まりだけでなく、雨の強まりにも注意・警戒が必要です。
北日本と東日本は雨・風ともに強まる
あす(月)の雨雲の予想です。
【朝】
東日本と北日本は広い範囲で雨で、
どしゃ降りになっている所もあるでしょう。
西日本は雨雲に隙間が出てきますが、
まだあちこちで雨が降っている見込みです。
和歌山県など、すでに大雨となっている所があり、
地盤が緩んでいたり川が増水している可能性がありますので、
雨が弱まってきても危険な場所には近づかないようにしてください。
【昼】
西日本は、大きな雨雲は去り、
太平洋側は晴れ間が出てくる所もあるでしょう。
関東など東日本も雨のピークは過ぎている見込みです。
北日本は雨が続き、どしゃ降りの雨に警戒が必要です。
【夜】
夜になっても北海道や東北の日本海側は、
しつこく雨が続きそうです。
そして、風にも気をつけてください。
特に北日本では、瞬間的に30メートルという、
立っていられず転倒してしまったり、
車の運転が難しいような暴風が吹き荒れるおそれがあります。
雨が降っているときは傘が役にたたないような横殴りの雨になる所がありそうですし、
やんだあとも、強風が続くため、
ドアに手を挟んだり、飛んでくるものでケガをしないように注意が必要です。
また、崖や川の近くにお住まいの方は、早めの避難をお願いします。
今回は風も強いので、台風がきたときのような横殴りの雨になり、雨・風がひどくなってからでは、
ますます避難が難しくなることが想定されます。
あす(月)朝の予想最低気温です。
南風の影響で、きょう(月)朝よりも大幅に高くなる所が多い予想です。
あす(月)の予想最高気温です。
昼間の気温も、きょう(日)よりも大幅に高くなる所が多いでしょう。
太平洋側の地域は25℃以上の夏日の所も多く、
昼間は半袖になれる服装のほうがよさそうです。
東京は、日中から夜にかけて南風が吹くため、
夜の気温の下がり方は緩やかで、
朝よりも夜のほうが8℃くらい気温が高くなりそうです。
一方で、西の地域は冷たい西風・北風に変わってきますので、
朝〜午前中は暖かくても、午後から一気に気温が下がるという所がありそうです。
早めに西風に変わる福岡は、あす(月)に日付が変わった頃の夜中が最も気温が高く、
その後は寒気の影響を受けて、朝、日中、夜とほとんど気温が変わりません。
天気予報をしっかりチェックしておいたほうがよさそうです。
