こんにちは!
気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。
毎日、私小林の予報をお伝えする『マイ天』!
31日(金)のマイ天はコチラ!
ポイント
・東北〜中国はあちこちで急な激しい雷雨のおそれ。落雷・突風、激しい雨に注意。道路冠水も。
・記録的な大雨となった山形県など東北は二次災害注意。
・広い範囲で熱中症警戒。四国・九州中心に35℃超えの所も。
そして、今回のマイ天ポイントは、『急な激しい雷雨に注意』です。
【マイ天ポイント】急な激しい雷雨に注意
30日(木)は、九州北部、中国、四国で梅雨明けの発表がありました。
いずれの地域も、平年より1週間以上遅い梅雨明け。
31日(金)の予想天気図を見ると、梅雨前線は海の上にはあるものの、本州付近にはかかっていません。
こ、これは、ほかの地域も梅雨明けか!
いえいえ、そう簡単には行きません。
高気圧の晴れをもたらすパワーの強い所に色をつけてみました。
すると、北海道や九州、四国付近にはかかるものの、そのほかの地域は、高気圧のパワーが弱い部分にあたります。
高気圧のパワーが弱いとどうなるのか。
雷雲が発生しやすくなります。
特にお昼頃から雷の発生する確率が高くなり、東北〜中国地方の広い範囲で、発雷確率が高く予想されています。
雨の予想を見ると、関東や北陸、東北を中心に雨が予想されていますが、雷雲というのは、この雨の予想になかなか現れにくいのです。
雨が予想されていない地域でも要注意です。特に、内陸・山沿いの地域。
早い所では、朝から激しい雷雨になっている所もある見込みです。
先日、記録的な大雨となった山形県など東北でも急に激しい雷雨となるおそれがありますので、復旧作業の際は二次災害に注意が必要です。
アプリ等で雨レーダーを確認したり、お互い超えを掛け合ったりするなどして、事故の起こらないようにお過ごし下さい。
このような急な激しい雷雨は、狭い範囲で起こるので、雷雨にあわない人の方が多いです。
ただし、雷雨にあってしまうと、大変です。激しい雨が降ったり、雷が落ちたり、竜巻などの突風が吹いたり。
雷雨時の行動の仕方などは、以下のリンクを参考になさって下さい。