こんにちは!
気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。
3月のスタートは、関東から西では春らしくポカポカ陽気となりそうです。
低気圧うじゃうじゃ
3月1日(日)午前9時の予想天気図の第一印象は、低気圧がうじゃうじゃとたくさんあること。
関東付近の低気圧は、朝の段階で東の海上に抜けていますが、北日本付近にはまだ低気圧が残っているため、北日本は日中以降も天気が崩れやすいです。
また、沖縄・奄美付近には前線が停滞し、この前線による雨雲が九州南部にもかかりそうです。
北と南で天気崩れる
天気をマークで見ると、北日本と九州南部・沖縄あたりがやはり天気が崩れる感じです。
東京にも雨マークがついていますが、これは早朝までの雨です。
時間ごとに天気の移り変わりを見ていきましょう。
【朝】
九州南部は朝から雨です。
北海道も雪で、風もやや強いためふぶきに注意が必要です。
【昼】
北海道は、雪の降り方が強まるタイミングがありそうです。
九州南部、奄美、沖縄は、傘が手放せません。
関東〜中国は、広い範囲で晴れます。
スギ花粉の飛散に要注意。
【夜】
北海道の雪はやんできそうですが、九州南部、奄美、沖縄は引き続き雨。
四国も雨の降る所がありそうです。
関東から西はポカポカ
朝の最低気温は、29日(土)朝と同じくらいの所が多いでしょう。
日中の最高気温は、東日本と西日本で大幅アップ。
特に29日(土)に雨や曇だった西日本は、日差しが戻り、体感的にもだいぶ暖かさを感じられると思います。
日中は上着も脱げるかも。
関東も東京17℃など、ポカポカです。
ただ、朝晩は北風の冷たさの方が勝ちそうなので、上着は必要です。
北海道は厳しい寒さ。
一日中マイナスの気温の所も多そうです。
5日(木)は荒天のおそれ
5日(木)は、低気圧が発達しながら北日本方面に近づく予想のため、荒天となるおそれがあります。
全国的に南風のち北風が強まるおそれがあります。南風から北風に変わるということで、一日の気温の変化も大きくなる可能性もありますね。
その気温ですが、日中の気温は、2日(火)頃までは3月下旬〜4月上旬並みの所が多く、暖かいです。
4日(水)〜6日(金)は週前半と比べ気温が低くなりますが、ほぼ平年並み。
いまのところ、極端な寒さになる予想ではないです。
ただ、5日(木)に吹く北風の程度によっては、現段階の予想よりも一段強い寒気が流れこんで、この予想よりも気温が低くなる可能性もあるので、油断は禁物です。