気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。
大きな被害が出ました。そして、三連休明けのあす(月)からも、新たに発生する見込みの台風の動向に注意が必要です。詳しく解説します。
新たに発生する台風 すぐに近づく小笠原諸島は要警戒
きょう(日)15時現在、台風の卵『熱帯低気圧』が、
小笠原諸島の南の海上にあります。
あす(月)までには台風に変わる見込みで、
あす(月)〜(火)頃には父島など小笠原諸島に接近する見込みです。
その後は東に急カーブするため、
本州付近への大きな影響はほとんどないと思われます。
台風の直接的な影響があると予想される父島の天気です。
台風なので風も強まりますが、
今回はどちらかというと風よりも雨に警戒が必要となりそうです。
あす(月)から(火)に日付が変わる頃に大雨のピークを迎えそうです。
(火)は広い範囲で雨 西日本は大雨も
三連休明け、そのほかの地域はどうなるのかというと、
(火)に広い範囲で雨が降るということ、
朝晩は涼しく、日中はまだまだ残暑が続く、
ということが今週のポイントといえそうです。
(火)の雨なのですが、西日本では大雨に警戒が必要です。
風と風のぶつかり合いで、雨雲が発達しやすくなります。
下の図は、(火)の一日に予想される雨量を表したものです。
九州北部や中国地方で特に雨量が多くなりそうで、
局地的には100ミリ近い大雨となる所もあると思われます。
台風が近づいてくるわけではありませんが、
大雨になるかもしれないということを頭に入れておいていただければと思います。
特に崖や川の近くにお住まいの方は、
いつでも避難できる心づもりをしておいてください。