こんにちは!
気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。
毎日、私小林の予報をお伝えする『マイ天』!
27日(月)のマイ天はコチラ!
ポイント
・甲信〜中国・四国は大雨警戒。九州や関東、北陸、東北も、急に滝のような雨が降るおそれあり。
・すでに地盤が緩んでいる東海中心に土砂災害厳重警戒。浸水、河川氾濫にも警戒。
・自治体が出す情報や気象情報を意識的にチェックして。近所の高齢の方にも電話などで伝えてあげて。
・東北〜沖縄は熱中症警戒。湿度高く、最高気温30℃以上の所も。
そして、今回のマイ天ポイントは、『梅雨明けはいつ?』です。
【マイ天ポイント】梅雨明けはいつ?
4連休も早いものでもう終わり。
天気的な面から見ると、大雨の4連休となりました。
ここ4日間の総雨量を見ると、東日本と西日本で大雨になったことは一目瞭然。
高知県や和歌山県、静岡県、岐阜県付近には赤い表示、300ミリ以上降った所もあります。
この影響で、26日(日)現在も地盤が緩んでおり、特に東海地方で警戒レベル(高齢の方や崖の近くにお住まいの方は避難レベル)の所があります。
※地域によって大雨に強い所、弱い所があるため、総雨量の多さと土砂災害の危険度が高い所は必ずしも一致しません。
これで大雨が終わってくれるといいのですが、週明け27日(月)もまだ大雨が続く見込みです。
特徴は2つ。
ポイント
①全国の広い範囲でダラダラと雨が降ること
②あちこちで急に滝のような雨が降るおそれがあること
これまでの大雨で地盤が緩んでいる所に、まだまだ雨が続く、しかも急に滝のような雨が降るおそれがあるため、危険な状態です。
27日(月)18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、東海200ミリ、中国で120ミリ、甲信と近畿で100ミリの見込みです。
九州北部も赤い表示が見られるように、場合によっては150ミリ前後の大雨となる所があってもおかしくないと考えています。
また、東北や北陸も所々で雨雲が発達し、どしゃ降りの雨が降るおそれがあり、油断できません。
すでに地盤が緩んでいる東海を中心に土砂災害に厳重な警戒が必要です。
また、低い土地の浸水や川の増水・氾濫にも警戒が必要です。
崖や川、田んぼなど、危険な場所には近づかないようにお願いします。そして、地元自治体の情報や気象情報をこまめにチェックしていただき、早めの避難をお願いしたいと思います。
そして、皆さん気になっていると思いますが、梅雨はいつ明けるのかということ。
僕の予想はこんな感じです。
マイ梅雨明け予想
・東海〜九州・・・次の週末までには明ける
・関東甲信〜東北・・・8月に持ち越しor明けない・・
東海〜九州は、今週半ばまでははちょっとまとまった雨雲かかる可能性があるのですが、今週後半にはにわか雨はあってもまとまった雨雲はかからず晴れる所が多くなるということで、次の週末までには梅雨明けするであろうという考えです。
一方、関東甲信〜東北は、正直、梅雨明けが見えません。。
まず、今週はまだスッキリしない天気が続きそうでし、来週も堂々と梅雨明けしそう!と言える感じではなく。。
来週に梅雨明けするか、それとも、梅雨明けしないかのどっちかかと。
梅雨明けしないとはどういうことかというと、立秋(8月7日頃)頃までに梅雨明けがはっきりしない場合は、気象庁が梅雨明けを特定しないことがあります。
なぜ立秋で区切りをつけるかというと、立秋以降も雨が続く場合は、梅雨ではなく、もう『秋雨』になるからです、
つまり、梅雨が明けない→真夏が来ない→秋雨へ、ということも考えられます。
でも、1か月予報では、8月半ば以降は平年よりも暑くなる計算結果になっており、真夏が遅れてやってきそうな雰囲気もあります。
さて、どうなるか。。
梅雨が長い、7月に台風が発生しない、という、いつもとは違う7月になっていますが、7月も今週で終わりですね。
熱中症にもお互い気をつけましょう。