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【23日(日)】突然の激しい雷雨に注意 沖縄・奄美は台風8号で荒天

こんにちは!
気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。

毎日、私小林の予報をお伝えする『マイ天』!
23日(日)のマイ天はコチラ!

ポイント

・東北〜九州は、晴れていたりただの曇り空でも天気急変に注意。突然激しい雷雨となるおそれ。道路冠水、落雷による停電、竜巻などの激しい突風に注意。

・沖縄・奄美は台風8号の接近で大雨・暴風に警戒。台風の動きが遅く、影響が長引く。土砂災害、浸水、河川氾濫、暴風による思わぬケガに警戒。

・北海道は広い範囲で晴れる。

・熱中症にも気をつけて。東北から南は30℃以上。西日本中心に35℃以上の所も。湿度高く蒸し暑い。

そして、今回のマイ天ポイントは、『台風+低気圧+寒気』です。

【マイ天ポイント】台風+低気圧+寒気

きょう23日(日)に、日本の天気に大きな影響を与えるものは3つ。

それは、上空の寒気、本州のすぐ南にある低気圧、沖縄の近くにある台風8号です。

まずは、台風8号のことを解説します。

台風8号は、あす24日(月)頃にかけて沖縄のあたりをウロウロしたあと、26日(水)頃にかけて九州の西海上を進み、27日(木)〜28日(金)にかけては朝鮮半島から中国方面に進む見込みです。

予報円を見る限り、日本の陸地に上陸しなそうだから大丈夫じゃない?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは誤りです。

確かに、沖縄を通り過ぎたあとは台風の中心は九州の西海上を進むかもしれませんが、それはあくまでも中心。

台風自体は広がりを持つものですから、影響はあります。

むしろ、特に雨や風が強まりやすい台風の右側に九州など西日本は入ることになり、荒天となることが考えられます。

実際に、赤い表示、暴風警戒域(暴風域に入る可能性がある範囲)が九州にかかっています。

暴風域があるということは、台風が発達した状況で進んでくるということを意味します。

なぜ発達するのか。

それは、海の温度の高さにあります。

台風が発達できるのは海面水温27℃以上の暖かい海。いまの海面水温を見ると、その海面水温27℃以上の海域が日本海まで広がっていますので、台風が海の上を進んでいる状況のときは発達を続ける可能性が高く、九州の西海上を進むときも中心気圧は945hPa程度、『強い勢力』となっている見込みです。

きょう23日(日)は、沖縄・奄美が大荒れとなります。

先に書きましたように、台風が沖縄のあたりでウロウロすることもあり、大荒れの状況がすぐに収まるということはなく、影響が長引きそうです。

あす24日(月)にかけて予想される雨量は、多い所で、沖縄150ミリ、奄美100ミリの見込みです。その後、24日(月)日中以降も雨量が増えますので、土砂災害や浸水、河川の氾濫に警戒が必要です。

また、あす24日(月)にかけて予想最大瞬間風速は、沖縄で45メートル、奄美で35メートルの見込みです。

看板が飛んだり、場合によっては走行中の大型車が横転するおそれがあるほどの暴風です。

ケガのないよう、不要不急の外出は控えたほうがよさそうです。

そして、東北〜九州は、上空の寒気や本州のすぐ南の低気圧が運ぶ湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定です。

晴れ間が出ていたり、ただの曇り空だったりしても、突然、激しい雷雨になるおそれがあります。

まとまった雨雲がかかるわけではありませんが、降るときには激しく降ったり、雷雨になるタイプの雨です。

道路の冠水や落雷による停電、竜巻などの激しい突風などに注意が必要です。

週明けは、台風の影響がどの程度出てしまうのか心配なところ。

沖縄は、あす24日(月)にかけて大荒れの天気。沖縄本島はあす24日(月)が大荒れのピークです。

25日(火)〜26日(水)頃は、台風の接近で九州でも荒れた天気となるおそれがありますし、そのほかの地域も、台風が運ぶ湿った空気の影響で雨が激しく降るようなことがあるかもしれません。

そして、残暑が厳しいです。

まだまだ35℃以上の猛暑日となる所がありますし、北海道でも札幌など30℃以上の暑さが続く見込みです。

今週は特に天気予報注目な一週間になりそうです。
台風に暑さに、どうかお気をつけください。

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