こんにちは!
気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。
毎日、私小林の予報をお伝えする『マイ天』!
12日(水)のマイ天はコチラ!
ポイント
・日本海側は雨が降ったりやんだりで激しく降る所も。東北日本海側や九州北部を中心に土砂災害、浸水、川の増水警戒。
・太平洋側は強い日差しが照りつける所が多いが、突然激しい雷雨になるおそれ。関東も山沿いだけでなく平野部でも天気急変。川がいっきに増水することも考えられるため、川遊びは要注意。
・命に危険が及ぶ猛暑続く。最も暑くなるのは関東、山梨県、東海あたりか。38〜39℃くらいまで上がる見込み。関東全域+山梨県で熱中症警戒アラート発表。「やりすぎ!」というくらいの熱中症対策を!
そして、今回のマイ天ポイントは、『猛暑と突然の激しい雷雨に警戒』です。
【マイ天ポイント】猛暑と突然の激しい雷雨に警戒
きょう11日(火)は、この夏全国で初めて気温40℃を超えました。
群馬県伊勢崎と桐生で40.5℃、埼玉県鳩山で40.2℃。。
僕は40℃以上の暑さを経験したことがないですが、どのような感じなのでしょうね。
息苦しさを感じるような暑さなのかなぁと想像。
きょう11日(火)14時の気温↓↓
40℃にいかなくても、全国各地の皆さんも、ものすごく厳しい暑さだったと思います。
あす12日(水)も、熱中症厳重警戒な暑さが続きます。
あす12日(水)の天気図は、ひと目で暑くなるとわかる気圧配置をしています。
皆さんもぜひ覚えてみて下さい!
あす12日(水)午前9時の予想天気図を見ると、日本の南の方に高気圧、北の方に高気圧があります。
『南高北低』と呼ばれる気圧配置で、この形になると熱帯域から日本付近に向かって真夏の暑さをもたらす空気がどんどん流れ込みます。
『西高東低の冬型』は聞いたことのある方が多いと思います。これを機に、ぜひ、『南高北低の夏型』も覚えてみて下さい。
さて、気になる予想最高気温ですが、色で見るとこんな感じです。
赤が30℃以上、紫が35℃以上です。
北海道も含め、広い範囲で30℃以上の真夏日になることがわかりますね。
上空を吹く風が西風ということで、太平洋側でフェーン現象が起き、特に気温が高くなる傾向です。熱風が山を吹き降りてさらに気温が上がる現象がフェーン現象です。
全国的に見て、特に気温が高くなるのは関東、山梨県、東海だと予想しています。
最も気温が高くなる所は38〜39℃くらい。
熱中症の危険度も、最高レベルの『極めて危険』という所も関東、山梨県、東海を中心に多いです。
気温の高さだけではなく、湿気も多く相当危険な蒸し暑さだということを意味します。
昼間の散歩や運動は控えていただき、涼しい室内で過ごすようにして下さい。命に危険が及ぶ暑さですので。
個人的には、12日(水)はきょう11日(火)よりも、厳しい暑さの時間帯が短い所が多いと思っています。
というのも、このすさまじい暑さにより、晴れる太平洋側も午後〜夜はあちこちで雨が降るためです。
夏の『夕立』ですね。
下の画像は雷の発生する確率を表していますが、北海道や関東から西の地域で確率が高く予想されています。
夕立=激しい雷雨や激しい雨になり、落雷や道路の冠水に注意が必要ですが、ポジティブに考えると、熱を冷ましてくれます。
僕は夕立のことを『天然の打ち水』と言ったりしますが、ここのところ日が暮れても30℃以上だった所も多かったですが、あす12日(水)は夕立がここ最近よりも早めに熱を冷ましてくれそうです。※涼しくなるわけではなく、ちょっとマシになるだけです。
あ、夕立が遅いと暑い時間も長引きます。。
お盆休みで、買い物やお墓そうになどに出かけなくてはならない方も多いと思いますが、日中、長時間外にいるのは避けましょう。
本当に危険です。
この記事をご覧になった皆さまのご家族が、もし、日中長時間外に出かける予定がある場合、とめて上げて下さい。
声を掛け合って、命を守りましょう。