こんにちは!
気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。
17日(月)は、北日本だけでなく西日本でも雪が降り
平地でも雪が積もるおそれがあります。
寒気が西から流入〜西日本は平地でも雪レベル〜
17日(月)は、北日本を挟むように低気圧が2つ予想されています。
それも、かなり発達している状況。
天気はよろしくないだろうということがよくわかる天気図ですが、17日(月)は、この発達した低気圧に吸い込まれるように、西から寒気が流れ込みます。
天気図に寒気を重ねてみると、こんな感じ。
上空1500メートル付近で0℃以下というのは、山で雪が降る目安、-6℃以下とおいのは平地でも雪が降る目安の寒気です。
つまり、日本付近は山で降るものがあれば、どこでも雪になってもおかしくないです。
そして西日本は-6℃以下の寒気が流れ込みますので、平地でも雪が降りそうです。
では、いつ、どこで、どのくらい降るのか、見ていきましょう。
西日本 山地は大雪・平地も積雪のおそれ
予報を見ると、関東や東海は朝まで雨の残る所がありますが、日中は晴れ間が出ます。
晴れたり曇ったりの天気です。
そのほかは、ご覧のように広い範囲で天気が崩れます。
注目すべきは、西日本にも多くついている雪マークですよね。
【朝】
北海道は各地で雪が降りやすいです。
猛ふぶきや大雪に、道東も含め警戒が必要です。
西日本は、日本海側中心に雨や雪です。
【昼】
北海道の雪の範囲は、次第に狭くなります。
西日本の雨や雪は、山陰や四国瀬戸内側、九州北部が中心。
【夜】
西日本は雪の範囲が広がります。
特に九州北部や四国瀬戸内側は、平地でも時間とともに雨より雪の可能性が高くなります。
寒気がどんどん流れ込んでくるためです。
北陸〜東北日本海側も、午後以降は急に雪が強まったり、落雷、突風、ひょうなどのおそれがあります。
雪の降る量は、以下のような予想です。
火曜日にかけて、西日本や北陸の山地を中心に大雪に警戒が必要です。
また、雪に不慣れな西日本の平地でも、18日(火)にかけて数センチ積もるおそれがあります。
数センチ積もると、路面が凍結してスリップ事故や転倒事故のおそれがあったり、交通機関が乱れることも考えられるため、注意が必要です。
参考記事:雪道を歩くときのコツ~ポイントはカニとペンギン!?~
※18日(火)は、大阪や京都、奈良などでも雪の可能性あり。
西は気温急降下〜風もビュービュー〜
気温は、朝・日中ともに、西日本や北陸で16日(日)より大幅に低くなります。
西から寒気が流れ込んでくるというのが、よくわかりますね。
風もビュービュー吹くため、雨や雪の降る地域では、この数字の見た目以上に寒く、極寒となりそうです。
沖縄の那覇も最高気温15℃、沖縄の方にとってはかなり寒いですよね。
皆さん、ダウンコート、手袋、マフラー、カイロなど、しっかり防寒なさってくださいね。
一方、寒気の流れ込みが一番遅い関東や東北太平洋側は暖かいです。
東京は18℃まで上がり、ポカポカです。
脱ぎ着のしやすい服装で、お出かけくださいね!
今週後半は春へ前進
寒いのは今週前半で終わり。
今週後半はグングン気温が上がっていき、春に向かって前進していきそうです。
花粉症の方にとっては、気温が上がる今週後半、おそろしいですよね。
お互い万全に対策しましょう。