こんにちは!
気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。
毎日、私小林の予報をお伝えする『マイ天』。
8日(水)のポイントはコチラ!
ポイント
・関東から西は穏やかに晴れ『うららか』。
・北陸と東北日本海側は天気急変のおそれ。雷雨やにわか雨注意。
・気温は7日(火)と同じくらいで、日中は暖か。
・家族みんなでの大掃除、ふとん干し、空気の入れ替えなどおすすめ。
詳しく解説します!
上空寒気伴う低気圧集団再び
8日(水)午前9時の予想天気図を見ると、日本海や北陸付近には低気圧の集団が予想されています。
低気圧は天気を崩すものなので、低気圧に近い北陸や北日本日本海側は、雨が降りそうだということがわかります。
さらにこの低気圧、上空に強い寒気を伴っています。
これが非常にやっかいでして、先日4日(土)〜6日(月)にも上空に寒気を伴う低気圧の集団がやってきて、日本海側や北日本で雨や雪を降らせ、雷の鳴った所もありました。
今回も同じです。
寒気が近づいてくることにより、積乱雲(入道雲、雷雲ともいう)が発生し、北陸や東北日本海側で雷雨となるおそれがあります。
急に降り方が強まったり、落雷、竜巻などの激しい突風、ひょうのおそれもあるので、注意が必要です。
関東から西の太平洋側はうららか
8日(水)は、北陸から北では、日本海側を中心に雨や雪が降りますが、関東から西の太平洋側は広い範囲で晴れます。
この時期に穏やかに晴れることを『うららか』と言いますが、その言葉がぴったりなお天気になると思いますよー!
時間ごとに詳しく解説します。
【朝】
雨が降っているのは、青森県のごく一部。
秋田県や山形県、北陸も雨の降っている所があるかもしれませんが、ごく狭い範囲です。
そのほかの地域は、よく晴れた朝を迎える所が多いと思います。
ただ、関東(茨城県、千葉県、東京都中心)や北海道の道東地域では、濃い霧が出ている可能性があります。
お仕事等で外出する予定のある方は、100メートル先が見えないくらい、霧が立ち込めて視界が悪くなっているおそれがあるため、車の運転は十分な注意が必要です。
【昼】
日本海側の地域は、晴れていてもにわか雨があったり、急に雷雨になる可能性があります。
洗濯物を濡らしてしまわないように、お気をつけください。
太平洋側の地域は、関東から西を中心に青空が広がります。
【夜】
北日本(太平洋側も含む)や北陸は、あちこちで雨や雷雨、標高の高い所では雪となりそうです。
ずっと降っているわけではなく、この表示よりも降る範囲は点々とするイメージですが、急に降り方が強まる可能性があります。
うららかの有効活用を!
気温は、朝、日中ともに、7日(火)と同じくらいの所が多いでしょう。
日中は各地とも暖かいですね。
関東から西では広く20℃超え、札幌も7日(火)より5℃高い12℃まで上がる予想です。
うららかな陽気を利用して、個人的にオススメなことを考えてみました。
まず、晴れる地域は、窓を開けて空気の入れ替えをすることです。
カラッと晴れるのでクローゼットなども全開にして、空気をガラッと入れ替えましょう。
そして、おふとんなど。、大きなものを干すのもオススメですね。
※絵がオネショなのは、すみません。。
あと、会社や学校が休みなどで、家族が揃っているご家庭も多いと思いますので、みんなで協力して大掃除など家事をするのもいいと思います。
ただ、空気が乾燥していて、お子さんがお休みということを考えると、火の元にはいつも以上に注意を払っていただけると安心です。
(金)にかけて北陸から北は雷雨や雪
9日(木)〜10日(金)は、上空の寒気の流れ込みのピークを迎えます。
9日(木)は、北海道で湿った重い雪の降る所が多く、札幌など都市部でも朝晩を中心に雪やみぞれ(雨に雪が混じった状態)が降る見込みです。北陸や東北日本海側は雪ではなく雨の所が多いですが、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意が必要です。
関東もにわか雨の可能性があるので、おふとんのシーツなど大きな洗濯物は8日(水)のうちに済ませておいた方が良いと思います。
10日(金)は、北陸の山沿いや東北日本海側の山沿いで雪の降る所があるでしょう。
この先一週間の中での暖かさのピークは、8日(水)です。
週末にかけてはちょっとずつ気温が低くなっていく予想です。