気象予報士・お天気キャスターの小林正寿です。
9月23日(金)のマイ天ポイントはコチラ!
ポイント
・三連休初日は広く雨に
・台風接近で紀伊半島中心に大雨
三連休はまた台風が直撃
まずは気になる台風について。
22日(木)21時現在、まだ台風は発生していません。
台風の卵の熱帯低気圧状態です。
ただ、あす(金)朝までには台風になっていると見られ、
あす(金)夜〜(土)にかけて、西日本〜東日本の太平洋側に接近する見込みです。
前回の台風14号のように、『史上最強クラス』まで発達したり、
特別警報が発表されることは、ほとんど0%に近いです。
そのため、広範囲で暴風を吹かせるようなことはありませんが、
大雨を降らせるパワーは持っていますので、
注意が必要です。
三連休前半は、全国的に雨となりそうです。
台風のほかに、台風周辺の湿った空気の流れ込み、低気圧や前線の影響も受けるためです。
特に、台風が直撃するとみられる近畿や東海、関東甲信を中心に、
大雨となりそうです。
あす(金)から大雨警戒
あす(金)は、全国の広い範囲で、雨が降ったりやんだりの一日になりそうです。
下の図は、あす(金)の24時間に降る雨量の予想ですが、
特に紀伊半島のあたりで雨量が多く予想されていることがわかります。
台風最接近前から、台風周辺の湿った空気が流れ込み、
紀伊山地をはじめとした山地付近で雨雲が発達するためです。
紀伊半島を中心に、甲信、東海、近畿、四国では、
所々で土砂降りの雨が降ることが予想されますので、
土砂災害や浸水、河川の増水に警戒が必要です。